Koheean Trio Live

■アーティスト
Ko Heean コ・ヒアン(Piano)
技術者を目指し理工系の大学で学んでいたが、兵役義務終了後に音楽この道に入ることを決意。その後、バークリー音大、ニューヨーク大へと進学、卒業後はJazzBand “Prelude” を結成。ボストン、ニューヨー クで活動後、2005年から韓国に拠点を移し、現在まで7枚のアルバムを発表している。2009年からは新たに “Ko Heean Trio”を結成、[韓国のキースジャレット] の称号を得、既存の”Prelude”と並行しながら活動。2020年、日本でトリオで5枚目となるアルバムを発表している。また、公演活動の傍ら、音楽大学で教鞭をとり後進の指導にもあたっている。

Jeong Yongdoe ヂョンヨンド(Bass)
2009年から”Ko Heean Trio “に参加。
確実なベースプレイと高い音楽性で抜擢され、現在までTrioの演奏を支えて来た。2015年自身がリーダーを努めるジプシージャズバンド “Dusky80″が音楽専門誌 [ジャズピープル]でライジングスター(上昇が期待される有望新人)として選定された。ジャズ演奏の傍ら、韓国での人気歌手”シュガボル”、”ハイニ”への楽曲提供及び公演でのバンドマスターを努める他、レコーディングやミュージックビデオにも参加している。また、ビデオApp”Jbcam”や、モバイルゲーム”Rush Star”の音楽を担当するなど他分野でも精力的に活動中。

Hahn Woongwon ハン・ウンウォン(Drums)
2001年ソウルドラムフェスティバルで優勝。
その後も幅広く活動しながら実力を磨き上げ、2011年にBanff International Workshop in Jazz & Creative Musicheに選抜され参加。2013年には国内を代表するベストドラマーとして選出される。JazzBand “Prelude” “Ko Heean Trio”の他、多くのミュージシャンから共演を依頼され、ジャズを始め様々なシーンで活躍中。国家主催で行われたピアノコンサートでの公演監督を努めた他、2018年平昌(ピョンチャン)オリンピック閉幕式では音楽総監督を努めた。

■コヒアントリオ5枚目のアルバム
LIVE AT JAZZFIRST IN JAPAN
満杯のエネルギーと自作曲だけで構成したセットリストを通じ、ピアノトリオ演奏とライブアルバムの長所をあまねく発揮し、聴くものを満足させてくれる。
高速でダイナミックな曲と、比較的落ち着いた物静かで叙 情的な曲が効果的に配置されている。
また、曲中では緩急調節はもちろん、一瞬たりとも退屈させることなく緊張感を維持して行く卓越した力量も備えている。あたかも走り抜けるような演奏は、深い没入感と余韻を提供する。
チョン・ビョンウク
(ジャズマガジン 「Jazz People」 での講評から抜粋)